「飛行機が遅延したときの保険って必要?」
「航空機遅延の保険はどこまで補償される?」
海外旅行に行くとき、航空機の保険に加入するか迷っている方も多いのではないでしょうか。
結論、飛行機が遅延すると宿泊費や食費など余分な出費がかかってしまうため、航空機遅延補償が付帯されている海外旅行保険に入ることをおすすめします。
この記事でわかること |
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・航空機遅延補償とはどんな保険? ・航空機遅延補償が欠かせない2つの理由 ・実際に飛行機の遅延補償が支払われた事例 |
この記事では、「航空機遅延補償とはどんな保険なのか」や、「航空機遅延補償が欠かせない2つの理由」を解説します。
実際に飛行機の遅延補償が支払われた事例や、遅延したときの請求方法も解説するため、海外旅行保険の航空機遅延補償が気になっている方は参考にしてください。
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航空機遅延補償とは飛行機が遅延・欠航した際の保険
航空機遅延補償とは海外旅行保険に含まれる補償の一つで、飛行機が遅延したり欠航した際の保険です。
旅行者が予定していたフライトが、一定時間以上遅延した場合に適用されます。
遅延の際に必要な費用 | 航空機遅延補償の内容 |
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食事代 | フライトが遅延した場合、空港での食事代が補償されます。 例えば、遅延が3時間以上の場合、保険会社は食事代として一定額を支給します。 |
宿泊費 | フライトが大幅に遅延し、当日中に目的地に到着できない場合、ホテルの宿泊費が補償されます。 宿泊場所や食事の手配も保険会社がサポートする場合があります。 |
交通費 | 遅延によって発生した追加の交通費(タクシー代やバス代など)が補償されることもあります。 |
通信費 | 遅延による緊急連絡のための通信費用(電話代など)も一部補償される場合があります。 |
航空機遅延補償が付帯した海外旅行保険に加入していない場合、飛行機が遅延した際の食事代や宿泊費、交通費や通信費は全て自己負担となります。
海外旅行先の現地で飛行機が遅延してしまった場合は、言葉が伝わらないためどうすれば良いかわからず、せっかくの旅行が台無しになってしまうこともあります。
航空機遅延補償が付帯した海外旅行保険は、言語対応サービスなど24時間のサポートサービスが利用できる場合が多いです。
そのため、海外旅行に行く際には、航空機遅延補償が付帯した海外旅行保険に加入することをおすすめします。
航空機遅延補償はなぜ必要?2つの理由
航空機遅延補償が必要と言われる理由は大きく二つあります。
航空機遅延補償が必要な理由 |
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・飛行機の遅延率は約10% ・遅延すると宿泊費や食費など余分な出費がすべて自己負担になる |
一つずつ詳しく解説するため参考にしてください。
飛行機の遅延率は約10%で10本に1本が遅延しているため
2019年の国土交通省の調査によると、飛行機の遅延率は約10%です。
10本に1本が遅延しており、航空機の遅延に巻き込まれる確率は低くないことがわかります。
飛行機の遅延理由は下記のようなものがあり、どれもとても身近なものです。
遅延理由 | 具体的な内容 |
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天候による遅延 | 雨、雪、霧、雷雨などの天候条件が原因で、視界不良や滑走路の状況が悪化し、飛行機の離着陸が困難になることがあります。 強風や乱気流も飛行機の運航に影響を及ぼし、離着陸の遅延や航路の変更を余儀なくされることがあります。 |
技術的な問題 | 飛行機の機材に不具合が発生した場合、修理や点検が必要となり、これが原因で遅延することがあります。 定期整備や予防整備が予定通りに進まない場合も遅延の原因となります。 |
空港運営上の問題 | 空港の混雑や航空交通管制の混雑により、離着陸の順番待ちが発生し、遅延することがあります。 荷物の積み降ろし、燃料補給、機内清掃などの地上作業が予定通りに進まない場合も遅延の原因となります。 |
航空会社の要因 | パイロットや客室乗務員の配置に問題がある場合や、乗務員の勤務時間が規定を超えてしまった場合、遅延が発生することがあります。 乗客数の調整が必要となり、遅延が生じることがあります。 |
セキュリティ関連の問題 | 空港のセキュリティチェックが厳格化され、時間がかかることが遅延の原因となることがあります。 テロの脅威やセキュリティ上の懸念により、追加の安全対策が講じられ、遅延する場合があります。 |
その他の要因 | 機内や空港で乗客の健康に問題が発生した場合、対応のために遅延することがあります。 地震、火山の噴火などの自然災害が空港や飛行ルートに影響を与え、遅延が発生することがあります。 |
具体的には、2021年に発生した大雪により多くの空港でフライトが遅延した例や、大型連休や夏休みシーズンには、空港の混雑が原因でフライトの遅延が頻発する例などがあります。
いざという時に困らないためにも、飛行機の遅延は当たり前に起こることだと意識しておくことが大切です。
飛行機が遅延すると宿泊費や食費など余分な出費がすべて自己負担になるため
飛行機が遅延して余分な費用がかかった場合、それらは全て自己負担となります。
例えば、遅延によって予定していた接続便に乗れなくなり、新たに航空券を購入しなければいけない場合などがあります。
また、食費や宿泊費などが発生する場合や、事前に予約していたツアーやアクティビティのキャンセル費用が発生することがあります。
予期しない出費が増え、旅行費用が高くなってしまうことを防ぐためにも、航空機遅延補償が付帯した海外旅行保険に加入することをおすすめします。
実際に飛行機の遅延補償が支払われた事例2選
実際に飛行機の遅延補償が支払われた事例は以下のようなものがあります。
遅延補償が支払われた事例 |
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・国際線が長時間遅延した例 ・国内線の天候による遅延の例 |
一つずつ詳しく解説するので参考にしてください。
国際線が長時間遅延した例
ある国際線のフライトが技術的な問題により10時間遅延しました。
この遅延により乗客は空港で長時間待たなければならず、予定していた接続便にも乗れない状態となったため、下記が補償されました。
食事代 | 各乗客に対して食事代として一定額のバウチャーが配布されました。 |
宿泊費 | 深夜に及ぶ遅延のため、一部の乗客には空港近くのホテルの宿泊費が補償されました。 |
交通費 | ホテルと空港間の交通費もカバーされました。 |
国内線の天候による遅延の例
国内線のフライトが大雪の影響で6時間以上遅延しました。
乗客は空港内で待機することを余儀なくされましたが、飛行機の離陸は翌日に持ち越されました。
食事代 | 乗客には空港内のレストランで使用できる食事バウチャーが支給されました。 |
宿泊費 | 遅延が長時間に及んだため、航空会社は近隣ホテルの宿泊を手配し、その費用を全額負担しました。 |
追加の通信費 | 緊急連絡のための通信費も補償されました。 |
飛行機が遅延した場合の航空機遅延補償の請求方法【5ステップ】
飛行機が遅延した場合の航空機遅延補償の請求方法は、以下の5ステップです。
5ステップ | 必要なもの・やるべきこと |
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1. 遅延の証拠を収集する | 遅延証明書の発行、搭乗券の保管、発生した費用の領収書の保管 |
2. 航空会社に連絡する | カスタマーサービスへの連絡 |
3. 保険会社に連絡する | 保険証書の確認、保険会社に連絡 |
4. 必要書類を提出する | 遅延証明書、搭乗券や電子チケット、領収書 |
5. 補償金の受け取り | 支払いに問題がある場合は再度確認 |
遅延補償を請求するためには、事前に適切な証拠を収集し、迅速に航空会社や保険会社に連絡することが重要です。
加入時にしっかり補償内容を確認しておくようにしましょう。
航空機遅延補償の海外旅行保険に関するよくある質問
航空機遅延補償の海外旅行保険に関するよくある質問を纏めました。
航空機遅延補償についてよくある質問 |
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・飛行機が遅れても保証される保険はありますか? ・航空機遅延保険の保険期間は? |
一つずつ詳しく説明するので参考にしてください。
飛行機が遅れても保証される保険はありますか?
飛行機が遅延した場合に保証される保険は、航空機遅延補償が付帯されている海外旅行保険などがあります。
これらの保険は、フライトの遅延によって発生する費用をカバーします。
具体的には、食事代、宿泊費、交通費、そして場合によっては通信費などが含まれます。
加入の際は、どこまでカバーされるかを確認して保険を選ぶようにしましょう。
航空機遅延保険の保険期間は?
航空機遅延保険は、一般的に海外旅行保険の一部として提供されており、一般的には旅行の開始から終了までの間が保有期間となります。
短期旅行 | 海外旅行保険は通常、1週間から2週間の短期旅行を対象としています。 この場合、保険期間は旅行の開始日から終了日までの7日間から14日間となります。 |
長期旅行 | 1ヶ月以上の留学や駐在もカバーする海外旅行保険が提供されています。 保険期間は1ヶ月から1年以上に設定されます。 |
海外旅行に行く際は航空機遅延補償が付帯されている海外旅行保険に入るべき
飛行機が遅延すると宿泊費や食費など余分な出費がかかってしまうため、航空機遅延補償が付帯されている海外旅行保険に入ることをおすすめします。
損保ジャパンのoff!(オフ)は、出発日当日でもネットから申し込みが可能です。
保険料はムダがなく最小限となっているため、海外旅行に行く方は自分に合ったプランを検討してみてください。
代表取締役
ファイナンシャルプランナー
小島 勇樹 先生
この記事の監修者
これまで約4,000人以上のお金の悩みを解決。
2児の父でもあり、仕事と子育ての両立に奮闘中。
三菱UFJ証券株式会社(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)に入社後、新規開拓や既存顧客へのRM業務、提案販売を行う。退職後、大手不動産管理会社の保険部門にて、保険販売業務に従事。2023年5月に株式会社R.V.Presentsを設立。